ホテルの畑発 日本の食の知恵 桑名シティファーム通信

◆七草粥の話

春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って食べられる『七草粥』。祝膳や祝酒で弱った胃を休めるためとも言われます。この行事は、平安時代には行われていましたが、室町時代の汁物が原型ともされています。一月六日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せ、『七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン』と歌を歌いながらしゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくします。明けて七日の朝に粥を炊き、叩いた七草を入れて『七草粥』にします。そして朝食として食べるのです。『七草粥』は神社で振舞われる場合もあり、新年の季語とされてます。現在では、七草をセットした商品が、多くの八百屋など小売店にて販売されていますね。気候や降雪の関係で七草が摘めない東北地方では、七草を使わない粥を炊くなど地域によって違いがあるのも『七草粥』の趣ですね。

◆からだにいい秋ナスの話

今朝桑名シティファームの担当者から、とれたての秋ナスが届きました。ナスは栄養的に特別なものは含んでいませんが、生体調節機能が優れているといわれています。ナスの皮の紫黒色の色素であるアントシアニンと呼ばれるものや、一般にナスのアクと呼ばれるクロロゲン酸などの抗酸化物質のポリフェノールを多く含んでいます。ポリフェノールとは赤ワインやカカオにも多く含まれ、動脈硬化を防ぐ作用もあると注目されている成分です。そのほかにもナスは、体細胞がガン細胞に変異することを防ぐ作用が、数ある野菜の中でも飛びぬけて優れています。 ところで「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざは、鎌倉時代に編纂された歌集『夫木集』の中の「秋なすび早酒の粕につきまぜて棚におくとも嫁に食わすな」という歌に基づいています。歌の中の嫁とは嫁が君≠フことをいいます。嫁が君≠ニはねずみの忌み詞です。つまり、酒粕で漬けた秋ナスを棚の上に置いて、ねずみに食べられないように注意しなさいという意味なのです。この嫁が君≠フ嫁が嫁姑の嫁に転じてしまい、嫁姑問題が背景にあるような意味になってしまったようです。 いずれにせよ、当ホテルとしましては、お嫁様もお姑様も、仲良く秋ナスを味わって、ご家族ともども健康になっていただいきたいと願います。

◆もったいないという気持ちに期待すること ポテトサラダ編

帝国ホテルではポテトサラダが、大正時代から人気があり、とても歴史があるそうです。そこで桑名シティホテルも自家農園でとれた美味しいジャガイモをふんだんに使って作り上げたホテル伝統のポテトサラダをつくりました。あっさりとした仕上りで、どこか大人のポテトサラダと評判です。先日もお客様より『自然な味付けで体に優しそうで凄く好きなんです』とか『ポテトサラダがきっかけで毎朝しっかり朝食を食べるようになりました。こんな当たり前のことが当たり前にできているって素晴らしいです。』ってお褒めの言葉をいただきました。ありがたき幸せです。

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